家庭環境に恵まれて生きてきた人たちは、成人してからも親に援助してもらうことが可能です。
むしろ、こちらから「助けて」と言わなくても、勝手に親の方から助け舟を出してくれます。
家族に恵まれなかった人には理解できないかもしれませんが、世の中には大人になっても親のヘルプを受け入れる人がいます。
「成人してからも親の助けに甘んじることはダメ!」
社会的には、このように言われています。
なぜ頼ることが悪いことなのか、一緒に考えてみましょう。
よく考えてみてください。
就職して自分でお金を稼ぐまでは、なんでもかんでも親にしてもらっていた人が、18歳、20歳、22歳を機にいきなり親に頼らず生きるということ。
ついこの間まで助けてもらっていたのに、なぜ急に他人のように距離をおいて生活する必要があるのでしょうか。
親に恵まれた人からすれば、社会人になったら自立するという考え自体がおかしく感じるでしょう。
自立自立と1人で生きることを強要する声は、主に親に恵まれず1人で頑張ってきた人たちの声です。
日本人のほとんどは貧困ですので、「親に頼るのはいけない」という風潮が広がるのも自然な流れと言うべきでしょう。
親に頼りすぎるとといけない理由としては、「いつか親が亡くなったときに路頭に迷うから」です。
確かにこの考えは間違っていませんが、いま貰うかいつか貰うかの違いでしかありません。
そもそも子供に何かを与えてあげたいと思う、素晴らしい親は亡くなったあとのこともしっかり考えています。
子供や孫の人生に少しでも役立てるように、できる限り用意できるリソースを残しているもの。
それならば、親が生きている間に、そのリソースを頂いておく方が親にとっても喜ばしいことなのではないでしょうか?
親に頼って生きている人をバッシングする人は、その真逆の人生を歩んでいる人がほとんど。
どうあがいても、親が自分に何かをくれるような人ではない、もしくは自分が親の面相を見なくてはならない。。
このような環境で生きている人が、「親に頼るな!」と言っているだけ。
親に頼って親が喜ぶ環境で生きている人は、とことん親に頼ってもいいのでは?
そう思う今日この頃でした。