ふと疑問に思ったことはないだろうか。
女ってなんでネクタイしなくていいの??
できれば男だって苦しい思いしてまで首に紐を巻き付けたくありません。
17世紀あたりのイギリスでは、防寒対策として兵士が首にスカーフを巻いていました。
寒さだけでなく、人の一番の急所を守るお守りとしてもスカーフは必須でした。
その後、時代が戦争を必要としなくなったとき、スカーフはおしゃれアイテムとして兵士から庶民へと広がります。
それが今のネクタイとして、男性の首周りに残っているのです。
ネクタイがビジネスパーソンの中で主流になった時代は、戦前からとかなり長め。
ということは、女性用のネクタイは全く需要がなかったわけです。
ここ数十年で女性がスーツを着るようになりましたが、まだまだ母数(需要)は少なく、わざわざメーカーが女性用のネクタイを作るメリットはありません。
ネクタイの先っぽは剣の様な形をしています。
小さい方が小剣、大きい方が大剣と呼ばれています。
ルーツは兵士と述べたように、ネクタイには男性特有の色があるのです。
「戦う男」といったように、女性にはミスマッチするようにデザインされています。
クールビズ、オフィスカジュアルなどの感覚が常識化される現代。
ネクタイの需要は大きく下がっています。
バブルがはじけてから7割マイナス。
コロナの影響もあり、百貨店の売上高は1兆5000億円のマイナス。
百貨店の8割が赤字というデータもあります。
もはや女性だけしないネクタイではなく、ネクタイそのものがなくなりつつあるでしょう。
見かけることがあると思いますが、たまに高校生の女の子がネクタイをしている姿。
ファッションではなく、学校の正装です。
なぜネクタイが正装なのかは校長先生に聞いてみないとわかりませんが、ところによっては今もなお女性のネクタイが重要視されています。
ほかには、海軍や警察官など、国や地域によってはネクタイ必須です。
みじかなところでは、おしゃれの一環として身につけているケースもあるでしょう。
女性がネクタイをしない1番の理由は、そもそも女性ようのネクタイが売られてないから。
日本はもちろん、世界中でネクタイは戦う男の象徴だと思われているから。
個人的な感想ですが、女性にネクタイは似合わないというのもあります。
シャキーンとしたネクタイを着けてしまうと、女性ならではのよさ(優しい感じ)が薄れてしまうから。
だから世界は女性用のネクタイを流通させないのだと、マジで思います。