校則で禁止にされているにも関わらず、なぜ多くの10代の男がツーブロックカットをして登校するのか。
まずは彼らの心理から覗いてみましょう。
理由は単純。
どこのファッション誌を見てもツーブロックは取り挙げられているから。
ツーブロックが流行出してから、もう10年以上経過しますが未だに人気が衰えないスタイル。
流行に敏感な10代だからこその理由ですね。
さらに突き詰めていくと、実はツーブロックは控えめな髪型。
本当は明るい色に染めたり、パーマで遊び心を取り入れたい。
高校生なら、髭やピアス、タトゥーだって入れたいと思うはず、
ツーブロックは遊びのおまけ程度にしか思っていません。
「髪が耳にかかるのはNG」「襟足が襟首にかかるのもNG」
そんな言われたらさ、短くしようって思うけど、スポーツ刈りみたいなんじゃさすがにダサいからツーブロックしよ!
と思うのが普通ではないでしょうか。
先生に髪切ってこい言われたから、カットしたら、今度はツーブロックNGとか。
先生がワガママみたいに聞こえますね。
今度は先生側のポジションに立って、ツーブロックがいけない理由について考えてみましょう。
耳周りと襟足だけ刈り上げて、前髪の長さは若干長い。
このような形を奇抜と捉えています。
集団生活において、他人とかけ離れた個性を出すことは、ときとしてマナー違反とみなされることがあります。
この場合は、金髪やピアスで登校するのと同様の意味合いで、ツーブロック禁止を望んでいるのでしょう。
校内だけであれば、マナー違反で済みますが、学校の外でツーブロックのような奇抜なヘアスタイルをすると、悪い連中に絡まれると心配しているようです。
人は見た目ではないとはいえ、反社会的な方々のルックスは多少個性的。
ツーブロックにも反社会的なイメージを持つ大人が一定数おり、その一部大人たちの声を支持すると、結果的にツーブロックは校則で禁止となる。
私個人の意見としては、ツーブロック禁止というルールは時代遅れもいいところ。
自分が子供のころはもちろん、自分の父母の子供のころから、学校教育の見た目に関する校則は何も変わっていない様子ですね。
髪型に正しいも間違いもないでしょう。
人の髪型を否定する権利なんてないはずだ!