あなたの会社にも1人はいるはず。
仕事できないのに謎に偉い正社員おじさんが…
今回は、おじさんの実態・対応が難しい理由・被害者の苦難などを紹介します。
まずはおじさんの実態からお話します。
本来ならば定時で終わらなければいけないタスクを、毎日1時間以上残業しているケースが多く見受けられます。
3ヶ月前に入社した新人よりも仕事が遅いことも珍しくありません。
仕事が遅いことに対して注意を促しても、自分は丁寧に仕事をしていると言い張るだけです。
実際に仕事が遅いことで会社やほかの社員に迷惑がかかっていることを全く理解しません。
彼の仕事ぶりに対して意見を出しすぎると、否定されていると勘違いしてキレます。
また新入社員などにもきつくあたることもあり、全体的にコミュニケーション能力に欠けるのが特徴です。
皆さん御存知の通り、従業員を解雇にするのは企業にとって非常にリスクのある行いです。
仕事ができず性格も悪いおじさんは、だれがどう見ても不利益ですが、会社はなかなか解雇できません。
強制的にクビにすれば、本人から起訴されとても不利な立場で争うことになります。
それだけでなく、ほかの社員へ不安を与えるのも懸念点です。
「次は私の番かも」「私も優秀ではないからクビにされるかも」といった恐怖感を既存社員に与えてしまいます。
このように解雇は会社にとってデメリットが多すぎるため、現実的な方法ではないのです。
仕事ができない正社員おじさんは、当然仕事ができないので他のアルバイトと同じ現場で、作業員的なポジションに置きます。
となると、その現場に配属されたリーダーとなる若手正社員が、おじさんの面倒を見ることに。
自分の父親くらい離れた男性に、アレコレ指示して、時にはレクチャーして、そして逆ギレされる毎日を耐えることになります。
よほど小さい会社でなければ、社長や幹部たちは直接的にはおじさんの対応をしません。
すべて若手社員に丸投げする傾向があります。
しかしこの矛盾したルールの中で、頑固な仕事できないおじさんの攻略法を見つけるのは困難です。
退職させることもできなければ、素直に働いてもらうのも難しい。
そもそもコミュニケーションがとりにくいなど、若手泣かせな存在です。
日本の法律が生んだ仕事できない偉い正社員おじさん。
彼らに効率よく働いてもらうのは非常に難しく、多くの企業が抱える問題点です。
とくにそのしわ寄せをくらうのは若手社員。
若者が我慢するしかない。と言っても言い過ぎではないのが現状です。
このような事例で若手が仕事をやめるケースが増えています。
これといった解決策は今のところありませんが、会社の多くの人に現状を知ってもらい、社長を含めてたくさんの人が関わっていく必要があると感じます。