皆さんはポイントカードをいくつ持っていますか。
わたしは行きつけのスーパーのポイントカードと、イオンカードの計2枚しか持っていません。
半年に1回や2回しか行かない店で買い物する際、カード発行について問われますが、そこでは作らないことをオススメします。
ポイントで買い物できる仕組み自体は大変すばらしいと思います。
ポイントやスタンプカードといった特典は所得とは結び付かないので課税非対象。
よって、一般的な消費者はもちろん、個人事業主や経営者にとっても嬉しいサービスなんです。
ただし、現在では多くの店舗がポイント還元制度を導入しており、行く店ごとに毎回ポイントカードを発行していては逆に無駄な消費が増えてしまうリスクもあります。
ポイントカードを持つことで、ときに人は無駄な浪費をしてしまうことがあります。
週末はポイント3倍!月末はポイント10倍!
なんて広告よく見かけますよね。
通常の何倍もポイントがついて、その分だけ還元させるならポイントセール中に買い物へ行かない手はありません。
普通はこう考えるでしょう。
ただし、それは必要な買い物が頭に入っているときだけ有効です。
とくに必要なものや欲しいものがなくても、とりあえずお得そうだから店舗へ出向いてしまう人は、残念ながらポイントカードを所持することに向いていません。
また、必要な物が決まっている状態だとしても、やはり現地でポイント10倍という謳い文句を見てしまうと、どうしても消費の衝動が抑えられなくなるのも人の心理です。
ポイントセールで買ったものこそ、大事に出来なかったりすぐ飽きてしまったりしがちです、そのような経験はありませんか?
なぜ企業がこぞってポイントカードを発行しているのか。
その真髄はお客さんのリピート率を高める為です。
1万円の買い物をして5%のポイント還元がつけば、500円の商品引換券と同様の価値がポイントカードにつきます。
普段いかないような店だとしても、有効期限前になんとしてもその500円分のポイントを使いたいと思うのが普通ですよね。
しかし高い商品を扱っている店では、なかなか500円以内で買える物自体が見つかりません。
仮に見つかったとしても、ポイントのみを使用した買い物で帰るのは気が引けますよね。
結果的に、500円分のポイント還元がさらに大きな消費を産んでしまう。
この消費のループに気づいていない人は、ポイントカードのメリットだけにしか目を向けていないので、気づかぬうちに「余計な消費」と言う名の落とし穴に入ってしまうでしょう。
ポイントカードは発行するのが当たり前と言う人が多くいますが、ポイント還元制度の仕組みをよく理解しておかなければ、余計な出費が増えてしまうことも頭に入れておきましょう。