自分の話しかせず、人の声には耳を傾けない。
そんなお父さん、残念ながら日本には少なくありません。
ふつうに考えて人の話を聞かないのは失礼なことくらいわかるのに、なぜ父親は娘の話を聞かないのでしょうか。
自分が白と言ったら、どんなに真っ黒なものも白となる。
ひと昔前の父親とはそんな存在でした。
その名残は現代でも残っており、人の話を聞くということは、相手と同じ立場になることだと不安になっている父親がいます。
娘であろうが妻であろうが、相手に発言させないことで、自分の身を守ろうとしているのです。
すさまじい勢いで、娘という子供は大人になっていきます。
今日学校であった些細な話を聞いても、そこには自立していく娘の姿を感じるのです。
現実逃避と言った方がわかりやすいかもしれません。
あえて娘の話を聞かないことで、今の関係を維持しようとしているのです。
大好きな娘。
いつかは家を出ることくらい重々承知です。
そんな娘と仲良くすればするほど、いざ嫁に行った際に余計つらくなる。
だからそっけない態度で対応し、娘の話など興味ないと強がって距離を置いています。
娘に余計な気を使わせないために、あえて嫌な態度を取っている可能性もあります。
例えば本当は彼氏と同棲したいけど、両親のことが気がかりで踏み出せないでいる娘だとしたら、嫌われてしまうのが最善策です。
娘の話は本当に聞いているだけで疲れると思っているケースも。
父親のことを否定するような発言が多いと、いくら大好きな娘の話でも聞きたくないと思ってしまいます。
自分の威厳を失いたくない・娘と仲良くするのがつらい、といった理由が主でしょう。
本当に娘がやかましいと思っているケースもあるので、一概には判断しにくいのが現実です。
あなたのお父さんは、どのタイプでしょうか。