超高齢化社会の日本。
普通に生きているだけでも、税金などで若者の負担は大きいのですが、最近問題になっているのが両親への仕送りだ。
少ない金額では、月1万円~2万円、大金になってくると月10万円~20万円もの仕送りを強いられている子供がいるのです。
お金がなくて困っているのは、いまの働き盛りの世代だけではなく、少ない年金でやりくりしている親世代も同じです。
国民年金で尚且つ賃貸に住んでいる親御さんは、もはや子供の援助なしでは生きていくことが出来ないのです。
でもなぜ、可愛い子供から毎月やや高額な金銭を平気で要求してしまうのでしょうか。
独身ならまだしも、子供にだって家族があるのにも関わらず、親は仕送りを希望してきます。
家庭をもつ子供に対して、「月々5万円ちょうだい」と平気で言える親は少ないでしょう。
でも実際に子供に助けを貰っている親が増えているのは事実です。
その背景には、子供の急な結婚にありました。
毎月数十万円の給料をもらいながら、独身で実家暮らしをしている子供は、正直お金持ちです。
1人暮らしなら、給料の半分以上は生活費で消えてしまうものを、実家暮らしなら真逆の半分以上は手に残ります。
となると、子供からしても親を助けたいという気持ちが芽生えて、必要以上の生活費(家賃・食費)を家に入れるようになります。
その額が平均で5万円になります。
本来ならば、3万円くらいでも良いところですが、なんせ金に困っていない独身子供なので5万円くらいは家に入れるんです。
親からしても月5万円のサポートは手厚い物、慣れてくれば節約もしなくなってしまいます。
そんな親子同士が互いに楽な生活をしていて、突然子供が「結婚するから家出るね」となった場合、毎月の5万円は消えてしまいます。
それは困る!
と言わんばかりに、子供の結婚後も「今まで通り月5万円援助してくれ」とお願いしてしまうのです。
現在多くの若者が悩んでいる問題です。
自分の住んでいる賃貸の支払いや生活費があるのに、加えて実家に金銭を送り続けるというライフスタイル…
はっきりいって、続けるのは非常にしんどいことです。
仮に年収900万円以上の高収入世帯だとしても厳しい面があります。
月5万円は年額60万円となり、10年後には600万円にも登るのでワンルームマンションや高級車が買える額になるので、そのお金を自分の子供に残せなくなるのは残念です。
とはいえ、子供一人育てるのに最低でも1,000万円はかかると言われているので、親への恩は忘れてはいけません。
しかし、現実問題、親が子供のスネかじりをしたら子孫繫栄は止まってしまうでしょう。
生物学から読み取っても、年老いてさいえも親子の関係を続けているのは、人間と一部の霊長類だけです。
結論としては「5万円支払っても家計には全くの負担がないよ」よいう超高所得者だけが、できることだと思います。
具体的な数字を出せば、年商1億円以上ある人口の数パーセントの人間にしかできないことでしょう。
親が「月5万円ちょうだい」と言ってきても、5万円を支払う必要はありません。
どうしても断れない場合は、自分の生活も親への感謝の気持ちも、両方バランスよく成り立つように額面を修正してみてください。