世の中には、自分よりも楽をしていそうな人に対して非難する方が少なからずいらっしゃいます。
今回は、ワーキングマザーなんて楽でしょ?といった声をあげる人々に物申します。
人生に絶対的で長期間続く「楽」といった状態はありえませんので、正しく整理したいと思います。
専業主婦が楽とかワ―ママが楽とか、好き勝手発言する人々がいますが、本当に楽なんでしょうか。
専業主婦からすれば、子供を保育園を預けて、自分は日中働くワーキングママが楽そうに見えるでしょう。
反対に、保育園に送り迎えしたり、ママ友や保育士とのコミュニケーションに疲れてしまっているママからすれば、育児と家事だけに専念できる専業主婦が楽に見えるかもしれません。
楽という表現は適していませんが、ワーキングマザーでも負担が少なく生活されている方がいます。
ポイントは、パートナー(旦那)との役割分担ができているかどうかです。
ママさんシフトの職場環境とは言え、実働6時間から8時間は働いているので、拘束時間に関しては旦那様とほとんど変わりありません。
それなのに、子供を保育園へ送迎したり、子供が体調不良のときに仕事を休んで看病するのが奧さんだけの仕事となると完全に働き過ぎの状態になるでしょう。
それに加えて、家事まで奥さんのワークになってしまうと、発狂寸前ですよ!
問題は、板挟みにされていることです。
ワーママの何が疲れるかと言うと、肉体的な疲労よりも精神的な疲労の方が圧倒的です。
例えば何かトラブルが生じたシーンを例に挙げてみましょう!
子供が体調不良に→熱はないから保育園とパートを休むか検討→保育園行ったら行ったで迷惑がられる→職場にはすぐ休む人だと迷惑がられる→旦那さんは非協力的だけどトラブルが大きくなれば怒り出す…
このように、保育園、職場、助けてくれない旦那、などいくつものグループに板挟みにされているのがワ―ママ実態です。
今回はワ―ママだけにフォーカスを絞りましたが、専業主婦も無職も独身男女もフリーターも、どんな立場においても楽という状態は長続きしませんのよ。
嫌味を述べる前に、相手のことを良くリサーチしてから発言するようにしたいですね。