2023年6月25日
陰キャ・陽キャって言葉。
何気なく使っている人は多いのではないでしょうか。
短くて響きもいいし、意味も明確で使いやすい。
でもちょっと待ってください。
これって悪口or差別用語じゃないの?
まず陽キャとは「陽気なキャラ」であり、陽気とは「賑やかで明るい性質」という意味です。
陽キャは、明らかに褒め言葉として使える単語だと言えるでしょう。
一方陰キャとは「陰気なキャラ」であり、陰気とは陽気の逆で「パッとしない暗い」という意味です。
陰キャを陽キャと比較すると、褒め言葉として使うには難しいと言えます。
「新クラス陰キャばっかで最悪」と発言する人がいますが「新クラス暗い奴ばっかで最悪」と言っているのと同じです。
ただの悪口ですね。
っていうか、何様なんでしょうか。
「陰キャ」っていう言葉は、悪口をオブラートに包む効果があります。
「暗い奴」とはっきり言うのは明らかに悪口だけど、「陰キャ」に置き換えると罪悪感がなくなります。
だからこそ、使い方には十分注意しなければなりません。
陽キャ・陰キャを乱用していると、気づかずうちに差別用語を連発していることになるからです。
言葉の意味をなんとなく知ったつもりでいるのは危険です。
陽キャ・陰キャのように、みんなが使っているから自分も使うといったニュアンスでいると、誰かを傷つけます。
特に造語のような新しい言葉は、多くの人がイマイチ意味を理解しないまま流行しやすいので、場合によっては恥をかくことに。
言葉の持つ力は、人を幸福にも不幸にもするので、素敵な言葉選びをしていきたいですね。