ブスっとした顔をして、わがままに適当な生き方をしてはいけない。
どうして素直で笑顔で人に優しく真面目に振る舞わなければいけないのだろうか?
疑問に思ったことはないだろうか。
愛想の悪い人間は、人に嫌われて孤独になります。
人に優しくできない人は、人から愛されることなく孤独になります。
そう信じている大人たちが、子供たちに正しい行いを教える。
これが多くの人に共通する善行です。
しかし、偽りの笑顔をつくることに疲れ切っている人も多いのが事実。
思っていることを口や態度に出してしまうと、やはり人間関係はギクシャクしてしまいます。
だからといって、相手の期待に応えて常にニコニコ造り笑顔で生きてしまうと、本当の自分を見失ってしまうだけです。
人は意外と単純な生き物で、人は人が愛想笑いをしていることに気づかないものです。
本当は嫌悪感でいっぱいなのに、相手は笑っているから楽しんでいると勘違いしてしまいます。
愛想笑いをする方はもちろんストレスで疲れますし、された方はどんどん人の気持ちを理解できなくなってしまうでしょう。
家族や友人、職場に学校などで発生する人間トラブル。
喧嘩やいじめ、ときには全国ニュースになるような人を傷つける事件まで。
これらの犯人は、
「おとなしい人」
「やさしい人」
といったタイプの人間だ。
彼ら彼女らは忍耐力があり真面目。
その結果、人の期待に応えようとして良い人を演じるようになります。
しかし我慢は必ずしも正義とは限らず、積もり積もったストレスによって事件の加害者になってしまうのです。
いまあなたは、誰かに対して笑いたくもないのに笑っていませんか。
だとしたらそれは、お互いにとって不幸を呼び込むだけの行為です。
つまらないと思ったら真顔でいていいんです。
嫌だと思ったら怒っていいんです。
そうしないと、相手はいつまでたっても勘違いしたままだから。
あなたは一生我慢して過ごすことになるのです。
あなたのストレスがピークに達したときには、もう取り返しがつかなくなるでしょう。
いい子とは、ほかの誰かにとってのいい子。
あなたがいい子になって、得をするのは他の誰か。
それでも良いのであれば、頑張っていつも笑ういい子になってください。
もしあなた自身が幸せになりたいのなら、笑いたい時にだけ思いっきり笑うようにしてください。