びっくりしました。
長い列があるのに、それを無視する老人。
マイペースで乗車していきます。
なぜこんなことが起こるのでしょうか。
視力の低下に伴い、目の前のものしか見えない状態です。
これに加えて、周囲の状況を察知し考える力も失われているので、列に並び乗車するという簡単な行動ができません。
認知症の一歩手前くらいの健康状態といえます。
年をとるとマルチタスクが苦手になります。
電車に乗って、目的の場所へ行く!
ただこれしか頭で考えられなるケースもあります。
そのため、電車が来た、扉があいた、自分は乗る(周りを見る余裕がない)。
というシンプルな脳の処理しか行えないのです。
電車がくるまでベンチに座り、来たら割り込みして乗車する老人は、足腰が弱く立っているのが辛いのです。
なので、列を無視して強引に電車に乗ります。
それくらい許してくれよ!というのが心の声です。
年をとると、ほとんどの時間を一人で過ごす老人も珍しくありません。
孤独な毎日、どんな形でもいいので、だれかと関わりを持ちたいのです。
秩序を乱すような行動をとれば、たちまち周囲から見られます。
それが目的で、割り込みをする老人もいるでしょう。
老人に限った話ではありませんが、いわゆる無敵の人です。
人生どうなってもいいと考えており、割り込んで怒られようがどうでもいい。
電車だけでなく、赤信号を平気で渡ったり、歩きながら人にぶつかったり迷惑をかけます。
人生に満足していれば、人に迷惑をかけようなんて思わないので、とても不平不満が溜まった状態と言えます。
意地の悪い理由、そうでもない理由、いろいろあって老人も電車に割り込みます。
余裕のある人は許してあげてください。
余裕のない人は怒ってみてください。
老人もそうでない人も、みながハッピーになれる社会をめざしたいですね。