朝の通勤満員電車では、
個人差はあるものの、平均でおにぎり1個分(160~180Kcal)を消費します。
良く歩く人や、階段を使う人なら、その倍以上消費しているかもしれません。
これはダイエットになるかも?
そう思ったことはありませんか。
しかし、普通に出勤しているだけで痩せていく人は、稀です。
満員電車で立っているだけでも、エネルギーをしっかり消費していますが、
そのダイエット効果を高めるには、立つ姿勢が大事です。
姿勢が悪いということは、骨盤が歪んでいる傾向にあります。
そうすると、血液の循環や代謝のめぐり、体の老廃物をスムーズに流す機能などに悪影響します。
その状態では、浮腫みや体脂肪を溜めこみやすくなると言われています。
これは、科学的には実証されていませんが、
正しい姿勢を維持することは、筋肉を使い、血行促進に良い影響をもたらします。
なので、せっかく長時間電車の中で立っているなら、姿勢を意識した立ち方を行ってみましょう。
まず、多くの方がやってしまいがちな悪い姿勢というのは、
スマホ操作による前傾姿勢です。
スマホを見てると、どうしても前かがみな体勢になってしまいます。
これは、猫背を作っているのと同様です。
人間にとって長時間猫背で過ごすことは、様々なデメリットがあります。
そして、これらの要素が重なり合うと、
血行が悪くなったり、代謝がダウンしてしまう可能性も生じてきます。
いくら立ちっぱなしで、カロリー消費をしていても、根本的な姿勢が悪ければ努力は実りません。
痩せたとしても、姿勢が悪ければ格好もつきません。
大事なのは首です。
首の位置は、足元から背骨を伝うように垂直に真っすぐ、点で結んだように維持してください。
スマホや本を長時間にわたって眺めないことも重要です。
この体勢ですが、慣れていない方は、まず腹筋にきます。
腹筋や足腰まわりの筋肉で、全体のバランスをとっていくので、
普通に楽に立っているよりも、エネルギーを使います。
正しい姿勢は、腹筋を刺激して血行を良くし、代謝を高めるだけでなく、
維持するための消費カロリーも増えます。
通勤電車では、なるべく正しい姿勢を意識しつつ立つようにしましょう。
決して楽ことではありませんが、日々の小さな積み重ねが、美しい体を作り上げます。