目障りとは、視界に入れると不快に感じたり邪魔だと思う物のことを指します。
本来は物へ対して使う言葉なのですが、ときにして人が人に向かって言ってしまうことがあります。
目障りという言葉。
もし誰かに直接言われたとしたら、ひどく傷つきます。
普通なら想像しただけで、相手を傷付けてしまうことくらい分かります。
しかし面と向かって口に出してしまう人がいるのも事実です。
なぜ酷いことだと分かっていながら、他人の事を目障りと言ってしまうのでしょう。
明らかに相手を傷つけるであろうワードを言い切ってしまうのは、やはりそこに悪意が見え隠れしています。
ではなぜ悪いと知っていて、人を傷つけてしまうのか。
それは本人の中に抱えきれないストレスなど問題が生じているからです。
ここに2種類の人がいます。
何かとてつもなく大きな悩みを抱えておりなかなか解決できないとき、
自分に余裕がない時、多くの人は人への優しさを忘れてしまいがちです。
そして極わずかの人たちは、他人を攻撃してしまうこともあるのです。
もし「目障り」と言われたら、それはただの八つ当たりです。
あなたには何の落ち度はないので、「この人は自分に余裕がない人なんだ」と思ってください。
非常に残念なことですが、世の中には他の誰かが言ったから、自分もその意見に便乗する人がいます。
さきほど解説いした、心に余裕のない人が特定の誰かを目障りと呼んだら、ほとんどの人は聞き流しますが一部の人は聞き入ってしまうのです。
人の声に敏感で人の意見に影響されやすい人ほど、噂話にアンテナを張っているのです。
たとえそれが悪い噂だったとしても、受け入れてしまいます。
結果的に、ほかの誰かが○○さんのことを目障りと言っていたから、わたしも同じように発言した。
こんな理由と言えないような理由で、人を目障りと言ってしまうのです。
なので目障りと言われて人は、全くもって目障りではないということ。
余裕のない人が他人を攻撃して、他人に影響されやすい人が拡散しただけ。
ただそれだけの事なのです。
もしあなたが誰かに目障りと言われたら、絶対にしてはいけないことがあります。
それは相手の発言を受け止めてしまうことです。
「自分は目障りで邪魔なんだ…」
なんて思っては絶対にだめ。
目障りの正しい使い方を知らない人間と、まともに会話が成立するとは思えません。
向きになって戦おうとしたら、きっと他の言い方でまた嫌味を言われてしまうでしょう。
できるなら相手にしないことが1番。
こちらが相手にするのをやめても、相手から突っかかってくる場合は逃げようがありません。
そんな状況では、思い切って相手を無視してみましょう。
嫌味を言われても返事をしないのです。
相手は独り言を言っているのと同じ状態。
相手は怒るかもしれませんが、精神的苦痛を受け続けていた場合は、これくらいの対応が必要です。
「私は目障りじゃない!」
などと強く反撃してしまうと、さらに状況が悪化してしまうこともあるので、静かに怒る表現として無視を選びましょう。
目障りと言ってくる人は、心に余裕がない可哀そうな人。
言われた人はもちろん目障りではありません、ただ嫌味を1つとして「目障り」という単語が使われただけに過ぎません。
そんなことで精神を消耗させないでください。
突っかかってくる人は、相手にしないで生きていきましょう。