お金がたくさん欲しい!欲しい物がたくさん!
みな何かを欲して生きています。
お金があれば、
同時に幸福感も比例して増加すると思っている人が大多数です。
しかし残念ながら、
お金があなたの問題をすべて解決し、あなたを幸せにするというのは…
錯覚です。
ボクたちの多くは、家族や子供たちのために、
毎日のように長時間働いています。
時には副業をして、財産を増やす努力をしています。
大多数の人は、現在持っているものに満足していないようです。
しかし、余分な資金を獲得しようとする努力が、
返って幸福度を下げる結果を生んでしまうこともあります。
どれくらいのお金があれば、本当に幸せを感じられますか?
皮肉なことに、
満足のいく快適な生活水準を既に達成していた場合は、
追加の収入を得ることは幸福に結びつきません。
「快適な基準」は、
あなたが住んでいる市町村、または国によってかなり変わってきます。
アメリカPrinceton大学の研究によると、
米国や日本など先進国では年収およそ75,000ドル(800万円前後)までが、
幸福感を感じ続けていられる基準値と言われています。
このあたりの所得までは、増加するたび人の気分は良くなっていくと、
調査データが明らかにしています。
しかし年収75,000ドルが達成された後くらいから、
徐々にお金がもたらす肯定的な影響は、人々の幸福を与えることは減っていきます。
スティーブ・ジョブズは亡くなる前に、
“富をある程度得たあとは、芸術活動をしたり、何か人に愛されるような行いに集中すべき”
と言い残し。
マーク・ザッカーバーグは、
自社の保有株のうち99%もを寄付しています。
世界の成功者たちは、
お金は幸福の1部分だという理解をしています。
お金が人々の生活中で重要な役割を果たすということは、
もちろん疑いありません。
間違いなく、人々が実際に望んでいるのはお金自体ではありません。
お金がもたらす幸福です。
あなたが幸せになるものには値札がついていますか?
ここにはよく誤解が生じます。
多くの人は、お金をたくさん使うほど、より幸せになると考えています。
ある程度は本当だと思います。
もしあなたに住む家がなく、満足のいく食事にありつけない時は、
沢山お金を稼ぐことで幸せが増します。
しかし、特定のラインを越えての追加の収入は、幸福の増加とは比例しません。
幸福を求めるのなら、
お金を増やすことではなく、お金の稼ぎ方を考えて下さい。
仕事があなたにストレスと不幸をもたらすならば、
たくさんのお金を得る意味はどこにある?
あなたを幸せにするまともな方法で収入を得る方が、
より素敵なハッピーライフを送れるのではないでしょうか。
年収1,000万円の苦しい仕事か、年収200万円の楽しい仕事を選べるなら、
ボクなら迷わず後者を選びます。
「何でもしますから、お金が欲しいです!」
「マジで本気で金が欲しい。」
というのは、お金があれば幸福になれると思っているからです。
しかし何でもするということは、苦しむこともあります。
幸せになるために、お金稼ぎをするのに、
その過程で不幸になってしまっては本末転倒です。
人々が財政的なトラブルに陥る理由は、
すでに持っているものに満足していないからです。
いまの生活に満足することは、購入すべきものを絞り込み、
本当に必要なものだけを買うことにつながります。