NFTアートが売れない人は要チェック!販売テクニック10選を紹介




榊原リュウジの画像
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渾身の1作品をいくつも公開しているのに全く売れない…それだけでなく閲覧数も少なく手ごたえを感じられない。そんな人も多いでしょう。そこで今回は、自作NFTアートが売れなくて困っている人に試してほしい販売テクニック10選を紹介します。

①キーワード選定に注力

購入したいNFTが決まっていないユーザーは、OpenSeaなどのマーケット内にある検索機能を利用します。なのでユーザーの検索意図に合わせるのがポイントです。例えば可愛い動物のアイコンを作成した場合、キャラの名前だけでなく「可愛い」「動物」「アイコン」というキーワードをタイトルや説明欄に入力しなければ検索にヒットしません。

自分のニックネームや○○コレクションというタイトルで出品している人もいますが、この場合は作者がある程度認知されていることが前提。まだ無名のうちは必ず検索にヒットするようにキーワードを散りばめる必要があります。このほかには、海外の利用者向けに英語で「cute」「lovely」「kawaii」といった英単語を使用するのも重要です。

②統一性を意識する

あるときはドット絵を、またあるときはリアルさを追求したデザイン画。このようなやり方ではどんなコレクションなのか分かりにくいだけでなく、ファンもつきにくくなってしまいます。

ジャンルを絞ってテーマを決めるなどして、購入者がひと目でわかるコレクションを作るのが鉄則です。もしジャンルの異なるいろいろな作品を公開したい場合は、コレクションページを追加して、1つのテーマに対して1つのコレクションページにおさめましょう。

③トレンドを抑える

ドット絵のNFTアートで一躍有名となったCryptoPunk。あとを追うようにさまざまなドット絵のNFTアートが出品されました。国内ではピクセルアーティストととも呼ばれており、有名な作者は小学生で有名人となった「Zombie Zoo Keeper」などが挙げられます。

アニメ系の作品ではキャラが左を向いているアートが流行っています。その台座にうまく乗って爆発的な人気を博したのが、近未来の東京をテーマにした「NEO TOKYO PUNKS」というコレクションです。

このように、トレンドを抑えつつオリジナル要素を押し出せれば、注目されるアートに近づける可能性があると言えますね。

④参加特典をつける

ホルダー(所有者)限定のコミュニティへの参加権利。ほか媒体で有料販売している商品(電子書籍など)をプレゼント。などアイデア次第ですが、特典をつけることでユーザーの目を引けます。

「META IDOL」という二次元のアイドルをコレクションとしたプロジェクトでは、キャラの声優を決めるオーディションの投票権利をホルダーに付与した結果もあり、3分ほどで完売しました。可能な範囲で特典や限定項目をつけるといった取り組みも視野に入れてみてください。

⑤宣伝活動

NFTマーケットだけで知名度を上げるには限界があります。駆け出しクリエイターは、とにかくたくさんの人が集まる場所で宣伝する必要があるでしょう。SNSやブログはもちろん、有料のGoogle広告や各SNSの広告枠を使うのも良いですね。

あなどれないのがリアル世界での宣伝です。まずは友人や家族など身近な人にアート作品を見てもらうだけでも、そこから口コミ形式でネットワークが広がることもあるでしょう。そして1つでも売れたら必ずSNSなどで報告。小さくコツコツですが確実に広まるはずです。

⑥競合チェック

NFTアートの販売を単なる芸術活動ではなく1つのビジネスとして捉えるなら、競合チェックも欠かせません。例えば、国内NFTアートでは「ドット絵」「可愛い女の子のイラスト」「モンスターやゾンビのイラスト」「猫のイラスト」などが人気です。

これらのトレンドに乗って人気ジャンルのアートを作成するのも良いと思います。しかし競合が強すぎて自分の入る隙間がないと感じたら、割り切ってトレンド以外のテーマで作成するといった戦略も必要でしょう。

⑦価格を上げすぎない

「丸3日かけて作った絵なので、時給換算して3万円以下では売りたくない」という気持ちもわかります。しかし無名アーティストの作品はだいたい1,000円~2,000円程度です。このことから、知名度の低いうちはユーザーが手軽に購入できる金額設定が求められます。

とはいえNFTは転売されるたびアーティストに手数料が還元される仕組みがあるので、安く販売したからといって稼げないわけでありません。手数料を10%にしておけば、販売価格は安くても長い目で見て大きな収入を確保できるようになるかもしれません。

⑧話題性・意外性

「CrypToadz by GREMPLIN」というコレクションではヒキガエルをモチーフに7,000点以上の作品を公開して話題になっています。カエルのキャラクターと言えば緑色で可愛いですが。そんなイメージを覆す勢いで、多くのファンを獲得しています。

また文中でも触れた「Zombie Zoo Keeper」というコレクションは、小学3年生の男の子が夏休みの自由研究でNFTアートを公開した結果、高額で売買されました。テーマがゾンビの動物園というユニークさもありましたが、描いているのが小3の子供というのも意外性抜群でした。

上記事例は狙ってできることではありませんが、どんなコンテンツが人々を驚かせるか研究してみる価値はあるでしょう。

⑨二次創作OKにする

二次創作を許可すると、自分のアイデアで購入者が稼ぐこともあるため、許可しないアーティストも少なくありません。しかし広い目でみると、二次創作で作品の知名度がアップすれば、結果的に本家も有名になります。なので二次創作を許可するメリットにも着目してみてください。

ただし注意すべき点として、作品のイメージダウンにならないようにガイドラインを作っておきましょう。例えばアダルト要素をNGにするなど、本来のイメージと大きくかけ離れるような二次創作はしっかり却下するなどの対策が必要です。

⑩通貨はイーサリアムを選択

NFTを売るさいの通貨は豊富な種類から選べますが、2022年の現時点ではイーサリアム一択で間違いありません。ポリゴンという通貨はガス代(手数料)が無料で魅力的ですが、そもそも持っている母数が少ないので、ポリゴンで出品してしまうと購入してくれる人が大幅に減ってします。

現在とくに理由もなくイーサリアム以外の通貨を選択してしまった人は、次回の出品ではイーサリアムを選ぶようにしましょう。

まとめ

人々を感動させる素敵な作品を作るのも大事ですが、ビジネスという一面も視野に入れることで販売しやすくなります。今回紹介した10の戦略の中でできそうなものから挑戦してみてください。1つでも多く売れるように、日々マーケット情報を調査していきましょう。



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