「生きてるのが辛い」「人生は厳しい」なぜ人は思う?5つの理由を心理学から説く




榊原リュウジの画像
ボク

人生は難しいです。

早い人なら小中学生から、すでにそれを理解しているでしょう。

 

人生に不可能はありません、最終的には人生はすばらしいものです。

 

しかし、そう信じ切ることは容易ではありません。

 

そこで助けになる考え方やヒントをもたらしてくれるのが「進化心理学」です。



生きてるのが辛い理由を進化心理学から読み解く

進化的心理学は、人間を自然界の重要な一部とみなし、人間の心理的プロセスと行動を理解するためのアプローチであります。

長い時間に渡って進化論のように形成された心理状態のことです。

 

いまから数百年前の北アジア地域の生活を振り返ってみましょう、人間は遊牧民としていくつかのグループ(1グループ親族と非親戚の両方を含む約150人程度の個人)に分かれて移動生活をしていました。

狩るか狩られるかの状況に立たされているので、エクササイズは毎日不可欠でした。

また、飢饉も一般的。

早期死亡率は現代に比べ遥かに高く、捕食による疾病や死亡は日常茶飯事でした。

人生はいつも難しいんです。

 

そして今日、ボクたちの人生はかなりイージーモードとなりましたが、それでもまだ人々の心の中には

「辛い」「厳しい」という状態が続いているのです。

 

進化心理学から読み解く、現代の日常生活が挑戦的であると感じる5つの理由を紹介したいと思います。

生存していくには利己的であること

進化の観点から、

自然界の弱肉強食に勝利した生物は、生存と生殖を容易にする性質を持っており、その血は祖先から引き継がれています。

 

全ての生物は、主に自分自身に利益をもたらす一連の物理的および行動特性で進化しました。

これが、人が空腹になったときに食べるよう働く理由です。

 

この基本的なサイクルはあなたに利益をもたらし、生き残るために役立ちます。

飢えを回避することは、ボクたち全員が同様に持つ基本的な適応です。

 

ボクたちの心理には、主に自分自身に利益をもたらす為の、飢えのようなプロセスが含まれています。

 

自分の世話を上手くこなせた祖先(昔の人類)は、他の人よりも生き残る可能性が高かった。

ある程度基本的な生存適応は、生き抜くための利己的なアプローチとみなすことができます。

 

あなたがこれを読んでいるなら、ボクのように、他のみんなと同じように、

主に自分に利益をもたらす事が大好きなはず。

 

これは生物が存在するために必要なことなので、良いことです。

 

ボクたちは、進化した心理学のあらゆる側面に組み込まれた「利己主義」のすべてを理解しています。

 

あなたは自分が好きです。

 

この事実はあなたが知っているすべての人にも当てはまります。

そして、この事実は人生を困難にします。


ボクたち人はみんな偽善者

誰だって偽善者と呼ばれるのは好きではありません。

とても侮辱的な言葉です。

 

世界は悪い人ばかりでありません、それから良い人たちも、決して偽善者ばかりではありません。

しかし、物事がどのように展開するかが問題ではありません。

 

問題なのは、正しいとされる答えを1つに絞ろうとする人間の性質です。

 

したらイケナイこと、人々に称賛される良いこと、なぜ区別がつきますか?

それは学校の義務教育で正と誤をさんざん叩きこまれてきたからです。

 

みんな正しい道を歩もうと必死です、ときに生き苦しさを覚えるシーンがあっても、人は正とされる道へ進みます。

 

この事実は人生を困難にします。

自由意志に真の自由はない

人間のあらゆる行動に影響を与える、非常に強力な要因があります。

ボクたちは自由意志を信じることが大好きです。

そして、日常生活においてそうすることが重要であると考えます。

 

他者から自分自身を守るために、自由意志の概念が必要です。

しかし、進化心理学の視点からは、自由意志にとどま​​らない、毎日の行動の原因が数十種類あると示唆されています。

 

例えば、会社の面接で求人候補者を差し置いて、社長が自分の親戚を無条件雇った場合。

社長はその結果を自由意志により選んだが、本質的には、利他主義(親戚の為)を実証しているかもしれない。

 

本当は応募者の中から有能な人材を集めたかったかもしれない、しかし無意識に親族へ援助する気持ちが働き、結果的には縁故主義に振り回されている。

 

つまり、自由意志であってもそこには「真の自由」はないのです。

なんらかの影響を受けながら、人は日々意思決定をしており、自由と言う名の「希望的観測」なのです。

 

そして、これもまた人生を困難にします。

ボクたちはいつも感情的なのです。


いつの時代もチートみたいな裏ワザはない

貧困差が縮まり、皆がほとんど変わらない生活レベルを生きることが出来たら、そんな素晴らしい世界はないと思ったことはありませんか?

人は皆ラクになりたいという願望を持っています、そのためにとる行動が組織の中で認められることです。

 

この世を上手に渡り歩くには、やはり長いものに巻かれていた方が安全だから、個人では危険がつきものです。

 

なので人間には支配階層を構築させる傾向があります。

 

裕福になった現代でも、昔と変わらないことが人同士の競争です。

 

強き者は弱い人間を踏み台にして、成功・富を得る。

 

これは良いか悪いか?

答えは分かりませんが、ボクたちが今日まで進化した事実でもあります。

そしてこれもまた人生を困難にする。

 

まとめ

あなたがボクのような人であれば、

「なぜ多くの人々は幸せではないのか?」

疑問に思うことがあるでしょう。

  • 清潔な家
  • PCやスマートフォン
  • エンタメ
  • 豊富かつ美味な食糧

身近にはこんなにも沢山の幸が溢れています。

それでも幸せになれない人がいるのはなぜ。

 

現実は、

あなたが何を持っているか、あなたが誰であるかにかかわらず、人生は困難なものです。

そして、進化心理はなぜそれを理解するのに役立ちます。



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