この世はなんて理不尽なんだ!
そう思ったのは社会に出てから。
上司や同僚、お客さんに頭ごなしに怒られると、
ストレスが積もって自分自身も別のところで怒ってしまっている。
いま日本の社会では、怒りの連鎖が巻き起こっています。
自分は悪くないとき、それでも怒られる場合がある、ムカつきますね。
そんなことでそこまで怒らなくても、
怒りの度合いによっても、ストレスのたまり方は変化します。
急ですが、怒るという感情にこめられた意味ってご存知ですか?
興奮して気を荒立てる、腹を立てる、不快・不満なことを我慢できない気持ちを表現。
つまり、相手は我慢できない何かにイライラしており、
その感情の向けどころがあなただったワケです。
先に怒った人もまた、すでにストレスフルで余裕がない状態なんですわ。
何が悪くて何が正しいのか、怒ることに定義なんてないと思います。
怒られることが多い人は、周囲にイライラしてるい人が多い環境にいるだけかもしれません。
あいてが幸せなら、他人のちょっとくらいのミスでは怒りません。
「よく理不尽な理由で怒られてばかりいる」
と嘆く人がいます。
そんなことを言うと、「それは本当に自分が無能だからでしょ?」と返されることもあるでしょう。
しかし、やはり世界には理不尽なことがあるのは否定できません。
本当にあなたのためを思っての叱りなのか、ただストレスのはけ口にされているだけなのか。
自分はどちらの意味で怒られているのか、よく理解してください。
あてつけで怒られているなら、それは叱りではなくイジメです。
大人になってもイジメはありますからね、職場に1人でもイジメのターゲットがいると、
立場が上の人間は楽ができます。
自分が悪いのか、もしくは単なる周囲の好き嫌いなのか。
その判断は難しいところですが、もし後者のばあいなら、今すぐ席をたつことをおすすめします。
一度怒られ癖がついてしまうと、ズルズルと怒られることが日常化してしまいます。
人はすぐには変われないので、一刻も早く状況を打破しましょう。
日本には400万以上もの会社が存在して、その中には約4,000万人のひとが働いています。
そして毎年のように新入社員が各々企業に就職します。
そこで新入社員は必ずといっていいくらい怒られます。
中には「怒られることが仕事」なんてわけの分からないことを言っている連中もいます。
上司からすれば
「ただでさえ忙しいのに、教えているヒマがない。一回で覚えろコラ!」
新入社員は
「この人いつもイライラしてるから、いろいろ質問しづらいな。」
コミュニケーションが上手くいかず、お互いがお互いの首を絞めてしまっています。
ストレスがたまるのはお互い様というわけで、怒りがこみ上げます。
これが職場ではなく、恋人関係なら激しくバトルして感情の赴くままに流せますが、
会社では上下関係があるから、新入社員が一方的に怒られる可能性がありえます。
運が悪いと、「新入社員は怒られるのが仕事だ!当たり前や!」という環境にはまってしまい、
そのうち疑問すらわかなくなってしまうこともあるでしょう。
すると、怒られる方はますますストレスが募って募って。
「どうせ明日も怒られる」
などと気持ちがマイナス方向へと向かってしまいます。
「死ぬほど怒られた…」
怒る立場の人は、必要以上に相手(部下)をせめてたることもあります。
怒られた人は、「期待されているから?切り替えて頑張ろう。」
と思ったり、「自分は悪くないのに、ちくしょー!」と叫んだり。
いろいろ考えこんでしまいますよね。
しかし、人が人に怒る理由は簡単です。
上述したように、怒るのは余裕がないからです。
余裕がないのは、会社の経営がうまくいってないからです。
売り上げが伸びないのは不景気だからです。
まとめると、怒る人ばっかなのは不景気のせい。
目の前で怒鳴り狂っている人に、キャッシュで100万円臨時ボーナスを手渡して
「明日から1週間の有給消化してね」
と伝えれば、しばらくは優しい上司になるはず。
もちろん、愛のある叱りを実行する大人たちだって、沢山いることは忘れてはいけませんが。
大半の怒っている人は、心に時間とお金の余裕がないという、個人的な理由で怒ってます。
それを満たすことができれば、みんな優しくなるはず。