お客様をもてなす店側ともてなされる客側。
商業施設には2つの立場あります。
今日もどこかで誰かが誰かをもてなし、またもてなされています。
気持ちの良い空間である場合がほとんどですが、
ときに平和とはかけ離れた状況になることもあるようです…
「水」「コーヒー」と名詞しか言わない、
「1つ」「ください」という二言が足りなかったり。
「まだですか?」
コーヒー1つに対し、必要以上にスピード感を求めたり。
お客様は神様なので、店員は時給800円で常に笑顔を決め、テンプレート化された言葉を並べて対応します。
すこし態度が悪いていどだったら、日常的なことなので店側も慣れっこですが、
ときにぶっ飛んだ感覚の神様があらわれることがあります。
どれも迷惑な神様です。
正常な感覚をもった人間なら、このような迷惑行為は正しく処理されるはずです。
ダメなものはダメ!
はっきりと物事を客に伝えられる店を多くありますが。
あるていど名前が知れた有名店や大手チェーンの場合は、
それが難しく、現地のスタッフは困惑します。
そのような店では、
理不尽な客には完全マニュアル化した対応をして、ことを鎮めるしかないのが現状です。
実にストレスですね~
でも雇われじゃなくて、自分が店をやっていたとしたら、
売り上げのためにとことん過度なサービスを提供してしまう気持ちも分からなくありません。
そうやってお客様は神様になったのかもしれません。
よく日本人は、海外にいくと「マックの店員が冷たくてビックリした。」
なんて言う人がいますが、スマイル無料なんて日本だけです。
タクシー運転手が怖く感じたのは、
日本人が「○○パーク」「○○シティ」という固有名詞しか伝えなかったからです。
「○○タウンまでお願いします」って言わないから、運転手は気分が悪くなっただけ。
日本人は、コミュニケーションをしっかりとろうとしない悪い癖があることに気づいていません。
「水」「○○駅」「大人1枚」「5番」
文字にするとより分かりやすいですが、これが人との会話ですか。
一部海外では、単語だけ並べるような注文したら「は?」って普通に言われます。
なにも買えませんw
「お客様は神様」
これも文化と言えば文化なのかもしれませんが、そろそろ変わっていっても良いのではないでしょうか。