今も昔も、世界中で続くイジメ問題。
子供が通う学校はもちろん、大人になっても職場という環境でなくなることはないイジメ…
そんなイジメの標的にされてしまう人ですが、そんな人はある人物の身代わりになっているケースが多くあります。
例えば、10人規模の人々が集う環境(学校や会社)があって、そこでイジメが発生したとしましょう。
1人がイジメのターゲットとなり、ほかの9人は全員イジメっ子になるか?
というのは間違い。
その中で1人~3人程度は、心の中でイジメを否定しています。
表面的には9人全員がいじめに加担しているように見えますが、実際に悪意を持ってイジメている人は4人~5人で半分以下なのです。
では、いじめを否定している人は、なぜイジメの場を目撃しておきながら何もしないのでしょうか?
まず1つの理由は、「問題事には関わりたくない!スルーがベスト」と考えている人たちです。
イジメは良くないけど、「止めに入ってトラブルの中心でモメゴトに巻き込まれるのは御免。」
保守的な考えを持つ人々は、このように考えます。
もっとも多い考え方になるでしょう。
例えば、駅のホームで酔っ払いが横になって寝ていた場合、ほとんどの人が見て見ぬふりするのと同じ現象です。
本当はイジメなんてナンセンスなこと、今すぐ阻止してあげたいけど、そんなことしたら次は自分がやられる…
このような恐怖心から、いじめを止めに入ることが出来ないでいる人がいます。
上記の「トラブルに関わりたくない」の次に多いタイプになります。
イジメっ子に嫌われたらアウト!
そんな感情に足止めされてしまうのです。
最後は稀なケースですが、イジメの現場にいながら黙認している人の中には、「自分の身代わりになってくれてありがとう」。
このように考える人もいます。
かなりサイコパスな印象がありますが、世の中には「自分はイジメられやすい」と自覚している人が沢山います。
もし目の前にいるイジメられっ子がいなければ、きっと自分がイジメもしくはイビリのターゲットにされているはず…
そう思い、心の中で、「私の代わりになってくれてありがとう」こう考えるのです。
世の中からイジメがなくならないのは、
この3つの特徴を持った人が、周りにいるからです。
真の正義感をもって、自らいじめ問題にメスを入れようと切磋琢磨する者は、全体のほんの数%しかないのかもしれません。