ある日突然、家のポストに封筒が送られてきて、必要事項を書き込んで返信用封筒で返答する。
それだけで自分の銀行口座に10万円がふりこまれました、いや~なんとも嬉しい話です。
「このお金、一体に何に使うの?」
私は頭を悩ませました。
「10万円の使い道は、このように使ってください」といったお知らせがない限り、このお金の行先は自由だ。
わたしはお金に困ってはいるが、ただちにメシが食えなくなる程困ってはいない、もちろん10万円を生活費に回せば毎日にゆとりが持てるのも明確だ。
なにか面白い使い道はないか模索していたら、なんと給付金である10万円を寄付(募金)するという形で世に返す人々がいるようだ。
これは面白いと思い、冗談半分で交際中の彼女に寄付の存在を明かした。
すると彼女は「いいね、寄付してみたら?あなたにその勇気があればだけど」となぜかケンカを売ってきた。
というのも、わたしは言ったことや気持ちをすぐに曲げてしまう、ほら吹き野郎だからだ。
「やっぱりこうしたい~」「やっぱり○○はやめよう」という発言をすぐにしてしまう私へ嫌味を言ったのだろう。
昔はそうでもなかったが、最近は口げんかになれば必ず私の心が先に経萎れてしまう。
それだけ彼女はごもっともな事を言って、私は曖昧な表現ばかり使っているからだ。
馬鹿にされる理由は分かっているし自覚もある、だからここで、この10万円を使って汚名挽回したいと思ったのだ。
「10万円寄付するよ」
わたしは真顔でこう彼女に返答した。
面白そうなクラウドファンディングを発見したので、そこへ10万円は全額投資した私だが。
彼女の反応は「馬鹿なの?これから生活苦になるかもしれないのに、なに一瞬で使い切ってんのよ!」
と激しい勢いの罵声をくらった。
「勇気あるの?」といった軽はずみな挑発に乗ってしまった私は、男らしさを見せようと、思いきった行動にでたが大失態。
10万は一瞬で消えて、彼女には相変わらず馬鹿呼ばわりされる始末。
という夢を見ました。